雪形
白馬五竜岳の雪形、『武田菱(たけだびし)』 きれいに菱形が4つ。
五竜は、ご存じ武田信玄の紋所である 『御陵(ごりょう)』 が転じて “ごりゅう” になったという説もあるそうです。
武田菱から右へスライドしていくと、白馬雪形代表格のもうひとつ、『代掻き馬(しろかきうま)』 があるのですが、今年は残雪が多くてこの日はほんの少し早かったようです。
代掻きというのは、田植えの前に田植えができる状態に準備することで、田植えの季節になると現れるこの雪形をそう呼び、また、白馬(はくば)という呼び名は、この代馬(しろうま)から白馬(しろうま)→(はくば)と転じたと言われています。
昔の人は、こういう雪形をみて気候を読み、田植えの時期を決めたわけなのですね。
白馬(はくば)の 『代掻き(しろかき)馬』 と聞くと、なんとなく白い雪形のような気がしてしまうのですが、実は違うのですね。
雪が溶けて出てきた岩肌などが形に見える黒い雪形のタイプで、白馬から見える雪形の大部分はこのタイプなのでした。
さて、どうでしょか?左向きに尻尾をピンと立てて、山を駆け上っている代掻き馬の姿、みえそうですか??
う~ん... まだちょっと、恐竜?爬虫類?ってところでしょうか(苦笑)
この季節ならではの信州の景色。
新しい雪形みつけてみるのも楽しいかもしれませんね。
義父母と一緒に眺めた景色なのですが、ここの親子(義父母と主人)は 『季節感を感じながら暮らす』 のが、大好きなのです。
実は、家訓なのかもしれません(笑)
by quedeau | 2010-05-04 22:34 | 信州の景色